〔道法スタイル〕垂直仕立て栽培セミナーに参加

農業の知識

最近、垂直仕立て栽培というものに興味を持ち、取り入れています。

道法正徳さんという方が提唱していて、植物ホルモンを活性化させて育てる方法です。

先月、セミナーに参加して来ました!

道法式「垂直仕立て栽培」とは?

道法さんが提唱している垂直仕立て栽培とは、すべての枝や葉を垂直に縛りあげて育てる方法です。(ちなみに枝があるものは枝を、無いものは葉を垂直にすると、セミナーではおっしゃっていました)

なぜ垂直に縛りあげるのかというと、そうすることで植物ホルモンを最大限に活性化できるからです。

植物ホルモンの働きを良くして植物が元気に育てば、農薬や肥料もいらなくなります!

収量も増え、病害虫に強く、味の良い野菜ができるようになるとのことです。

垂直仕立て栽培を取り入れることにした理由

垂直仕立て栽培はインスタなどでよく見かけていたのですが、「縛られてちょっと可愛そうだな~」というイメージが先行して詳しくは知りませんでした。

道法さんの本を読む機会があり、それが植物ホルモンを効率よく働かせるためのものであることを知りました。

むしろ植物は、縛られて喜んでいるのかもしれません!?

今までは土壌改良に気をとられていましたが、野菜自身を健康に育てるためにホルモンを重視するというのが面白い。

また、以前参加した岡本よりたかさんのセミナーで聞いた、脇芽が出ると根も増えるという話ともリンクしていて、より興味をもつことになったのです。

「これはいい!」と早速その本を購入しました。

植物ホルモンは今まで果樹を育てる時に重要視されてきました。(花の栽培においても、例えば開花を遅らせるときなど植物ホルモンは関連しているようです。)

それを、野菜にも活かすということです。

実際、垂直に仕立てることで野菜たちは元気になっているように感じました。

セミナーに参加

道法さんのHPをチェックしていたら、セミナーをしていることを知り申し込むことにしました。

景色のいい道法さんの果樹園

今回申し込んだセミナーの会場は、道法さんの果樹園がある広島県呉市の豊島というところ。

実際に道法さんは、レモンなどの柑橘類を栽培し販売しています。

セミナー内容としては、道法さんの果樹園を実際に見学させてもらい、夏野菜についても道法さんから教わって野菜を育てている方が植えた畑が少しあり教えてくれるというものでした。

午前は室内で講義、午後は実際に圃場(畑)に行って見学しました。

感想

道法さんの立派なレモン

本を読んだだけよりも、実際にセミナーに参加すると理解度や印象が全然違いました。

参加者は遠くは関西方面からも来ていて、実際に果樹を栽培して販売されている方が多いようでした。

私は以前果樹の剪定について講義を受けたことがあり、少しだけ予備知識があったので興味深く聞くことができましたが、なかったら意味がわからないことも多かったかもです。

もしかしたら果樹の剪定と植物ホルモンについて理解を深めたら、さらによく理解できるのかなとも思いました。

個人的に嬉しいと思ったのは、道法さんは農業経営の観点から見て無肥料無農薬を選択しているということ。

無肥料無農薬でコスト削減ができ、安全で味が良いものが作れる。

私もそんな風にできたらいいなぁと思っていたので、実際にそうやって経営されている道法さんの畑を見学して話を聞くことができて良かったです。

また、もっと経営に関しても考えていかなければいけないんだなとも思いました。

道法さんは土のことは考えなくてもホルモンさえ考えていたらよく育つということをおっしゃっていました。

…が、すみません。私は、土壌は炭素循環農法、植物は道法式垂直仕立て栽培を取り入れた、いいとこどり栽培(?)にしていこうかなと思っています。

今後もいろいろ学んで自分の野菜づくりの方向性に合っているものは、どんどん取り入れていきたいなと思いました。

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