寒冷地で主に栽培されているにんにくホワイト六片。温暖地での栽培に初挑戦しました。
結果、大きなにんにくが収穫できて嬉しい反面、暖地向けのにんにく栽培との違いがいろいろとあり驚きました。
そんな温暖地でのホワイト六片の栽培記録を残したいと思います。
品種は「ニューホワイト六片」を選ぶ
「ニューホワイト六片」という品種なら、比較的温暖な地域でも育てやすいという記述をみつけて選びました。
タネにんにくは、インターネットで購入。サイズはLサイズです。
栽培してみて思いましたが、大きいタネを使用した方が大きなにんにくになりやすいです。
国産のホワイト六片のLサイズはなかなか高価だったので、失敗しないよう栽培に力が入りました。
畑と栽培について
畑のある場所は、広島県の瀬戸内海沿岸部です。暖地または温暖地と分類されます。
畑では農薬や化学肥料を使用せず、今回のにんにく栽培でも使用していません。
肥料としては、米ぬかと油かすのみ使用しています。
栽培記録
植え付け
10月2日、植え付けました。種ニンニクは特に水につけるとか何もせずにそのまま植えました。
ビニールマルチは使用せず、大量の草をマルチング。
草マルチは地温を上昇させないのでちょうどいいと思いますが、厚めに敷いても収穫までに2回ほど草刈りをしています。
元肥は米ぬかを薄く浅くすき込んでいます。
一部遅れて植え付け
10月20日頃、傷がついて発芽しないかなとよけておいた種にんにくを前回植えたニンニクの畝に続けて植え付けました。
無事に発芽して、しかも遅く植え付けた方が初期成育が良かったです。
寒冷地向けにんにくにとって、10月上旬の植え付けは暑かったんだろうなと思います。
最終的に収穫するころにはそんなに変わらないくらいになりましたが。
追肥
追肥は、1月上旬と2月上旬に2回。
米ぬかと油かすを大さじ1/2~1くらいずつ株もとに追肥しています。
にんにくの芽の収穫
4月26日、遅く植え付けたにんにくの1つに芽が出ているのをみつけて収穫しました。
その後発見次第、5月中旬まで芽をとっています。
しかし芽がでないものも多く、または葉なのか芽か見分けがつかない感じのものもあったりで、最終的には2割くらいしか芽を収穫していません。
にんにく試し収穫~収穫時期について悩む~
5月7日、試しに収穫してみました。
少し太っていましたがまだ早かったです。
ホワイト6片は晩生のにんにくらしく、産地では6月下旬から7月上旬に収穫しているようです。
温暖地ではいつ収穫したらいいのか?
にんにくの芽も早いものは4月下旬に出ていますし、お試し収穫しても太ってきているようです。
よくわかりませんでしたが、ある程度枯れるまでおいておくことにしました。
収穫
にんにくを見ていたら茎の途中に小さなにんにくが出ているのは発見し、2次成長というものなのかと思い慌てて収穫しました。
収獲したにんにくはよく太っていたので、ちょうどいいタイミングだったか、またはちょっと遅かったくらいに感じました。
収獲したニンニクは、全体的に大きいサイズのにんにくを収穫することができました。中には直径7㎝以上の2Lサイズのにんにくもありました!
謎の子にんにく
今まで暖地向けのにんにくを育ててきて、こんな現象を見るのは初めてです。
しかしホワイト六片の画像検索をしてみると、同じようになっているものをみかけました。
ホワイト六片を育てるとよくあることなのでしょうか?
全体の7割くらいはこのようなものが茎の途中にできていて、もしかしたらにんにくの花芽なのかなと思いました。
子にんにくが出ている場所は、先端だったり途中だったりとバラバラなのですが、中央の太い茎(?)の先端についているようなのです。
芽をとったものにはこの現象は見られない感じがしました。
ヤグラネギというネギ坊主のかわりに子ネギができる不思議なネギを育てていますが、それに似ていると感じました。
育ててみてわかったこと
初めてホワイト六片を育ててみてわかったことです。
謎のにんにくが出るのは不思議ですが、メリットが多かったので、今後メインのにんにくとして育てていこうと思います。