「ゼロからの就農を目指す場合、研修などを受けてスキルやノウハウを身に付けるべき」というようなことが、いろいろな本に書いてありました。
自信があったら独学でもいいかもしれませんが、私のこれまでの野菜の栽培経験といえば、ベランダ菜園3年です……無謀?
何か研修を受けたいけれど、私にとって無理のない範囲で通えるものはないかなぁーと探していたところ、市役所の方に市が行っている農業研修について教えていただきました。
というわけで、4月から受講し始めた市の研修。約4ヶ月が経ちました。
充実した研修施設で充実した内容の研修が受けられていると感じるのですが、あまり知られていない気がします。(私も知らなかったし)
全国各地の自治体で研修制度があり、それぞれ独自の内容のようです。
そこで、私が受講している研修が、どんな感じなのか少しご紹介したいと思います!
農業担い手研修
受講しているのは、福山市の農業担い手研修です。
福山市周辺に居住していて、農業をしたい人、または始めて間もない人を対象に行われています。
受講料は原則無料!
申し込みは2月でした。
期間は、4月から12月までの1年間。週1日。(プラス、一応自主的な感じでもう半日参加しています)
場所は、市内にある園芸センターです。
たくさんの野菜の品目を栽培
たくさんの品目の野菜を、種から栽培、収穫・袋詰めまでしています。
今までに栽培したのは、きゅうり、トマト、ナス、パプリカ、ピーマン、トウモロコシ、枝豆、スイカ、アスパラガス、かぼちゃ、さつまいも、里芋、ショウガ、長ネギ、オクラなどなど。
週1.5日の研修では野菜の成長に追いつけなくて、気づけばあっという間に大きくなっているということもしばしば。(園芸センターの方が管理してくれている)
こんなにたくさんの品種を育てることは、広い畑がないとできません。
少量多品目で農業をしたいと思っている私にとって、何を育てるかの参考にもなります。そしていろいろ育てることができて楽しい。
野菜の栽培の基本を学ぶ
研修では、野菜の栽培の基本を学んでいます。
現在の一般的な農法は、農薬と化学肥料を使用し、草をきれいに管理する栽培方法です。 (慣行栽培といわれる)
植え付ける前には、耕運機を使用して耕し、畝を作り、マルチをはるということをしています。
元肥や追肥を計算してやったり、農薬や土壌消毒の使用方法を学んで実践したり。
一般的な流れですが、耕運機も持っていないですし、研修で初めてやることばかりでした。
ところで現在、新規就農を目指す人の9割は、有機栽培を希望したり興味があるそう。私もそんな一人です。
「希望とは違うからどうかな?」と申し込む際に少し思いましたが、基本を知ることは大事だなと今では思います。
一般的な知識もあった方が、様々な農法の違いやなぜそうするのか?といった原理を理解しやすい気がします。
いろいろなやり方を知って試した上で、自分に合ったやり方を選べるかなぁと思います。
農家や産直への視察
今までに農家2箇所、産直も2箇所視察に行きました。
農家での効率のいい栽培方法を目にすることもできました。
地域の農家さんと縁もなくまったく知らなかった私ですが、知る機会が増えました!
もし自分だけで視察先を検討し、アポをとって話を聞いてとやるのは、できないことはありませんが行動力もいるし大変です。
短期間にいろいろ視察に行けるというのは、いい経験になっていると思います。
県内の有機農業の盛んな地域への視察も予定されていて、楽しみです。
研修内容や視察先には、研修生の希望も取り入れてくれます。
まとめ
こんな感じで、いろいろな経験をしたり学んでいます。
農業を志す研修生の仲間と、情報交換したりできるのも嬉しいです。
農業に興味がある方は、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょう!?