市民農園を借りて2年目、初めてイノシシの被害に遭いました。
秋野菜は、ほぼ全滅です。
今までの秋野菜にかけた労力が無駄に…噂には聞いていましたが、実際に経験すると辛いものです。
イノシシの好む野菜・好まない野菜は調べたことがあり、「さつま芋とか好きな野菜を中心に荒らされるのかなぁ」というイメージを今まで持っていましたが、全然違いました。
この経験を今後に生かすべく、記録したいと思います…(泣)
被害事例
それでは、今回実際に被害にあった事例をあげていこうと思います。
植え付け&種まきしたばかりの畝
ここには、2つの畝がありました。
手前の畝には秋じゃがを育てようと思い、先月、畝の全体に種芋を植えていました。数日前には芽が出始めたのを確認しています。
それが、畝全体が掘り起こされて、芽が出たばかりの種芋もむき出しの状態で転がっていました。種芋には興味がなかったみたいです。
奥の畝には、大根と小松菜や春菊など秋の葉物野菜の種をたくさんまいていました。
こちらも数日前に、大根の発芽も確認し、葉物野菜も3列にたくさんの芽がでていたのですが、全体が耕されて「無」にされていました。
葉ねぎも掘り起こされていました。
見づらいですが、イノシシの足跡らしきものがありました。あまり大きくなかったので、子供のイノシシかもしれません。
防虫ネットの中
防虫ネットの中にも侵入したらしく、 全体的に掘り起こされて数少ない白菜がすべて横倒しにされていました。
上の写真は、防虫ネットの中に植えていたはずの白菜が、無残にもネットの外へ転がっていた様子です。8月下旬に種から育ててきた白菜なんですけどね。
ちなみに数日後、この白菜はまだ生きているようだったので植え直してみたら復活しました!今回は厳重に防虫ネットを設置しましたが、また侵入されるかなぁ?
さつま芋の畝
イノシシが大好きだというさつま芋を植えていた畝も、当然のように荒らされていました。
ただし、今回初挑戦のさつま芋は植え付け時期が遅かったので、あまり大きくなっていなかったんじゃないかと思うのですが。
11月くらいまでおいておこうかなと思っていましたが、残念ながら無くなりました。
無事な野菜
被害にあった野菜は、秋野菜の畝がほとんどでした。春から育てている夏野菜は、幸いにも無事なところが多かったです。
赤シソ・落花生・ナスを一緒に植えていた畝や、オクラの畝が無事でした。残していたバジルや唐辛子も無事です。
草がたくさん生えている畝も無事です。逆にこちらは耕してくれてもよかったのに。
今回は子供のイノシシだったので、たぶん柔らかい土のところを荒らされたのかなと思います。根がしっかりと張っているところは、掘れなかったのかなと思います。
被害原因
イノシシの目的は、好物のミミズだったのではないかなと思います。
有機栽培をしているので、畝には植物性の堆肥をたくさんすきこんでいました。そのおかげでかなりミミズが増えて、土も少し柔らかくなったなぁと思っていたところでした。
最近耕した柔らかめの畝全体が掘り起こされて、さつま芋以外の野菜自体には手を付けていません。食べずになぎ倒されています。
しかし、ミミズが目的となると、何を植えても関係ないようです。
物理的な対策をしないと安心できないということがわかりました。
まとめ
子どものイノシシが夢中で畝を掘り返してミミズを食べているのを想像すると、ちょっと可愛いかもと思ってしまいますが、これが営農していての被害だと想像すると大変なことです。
更に大きなイノシシだとしたら、怖いなぁと思います。