農業に役立ちそうな本を、図書館で借りまくっています。
杉山経昌さんの『農で起業する!』、『農!黄金のスモールビジネス』、『農で起業!実践編』の3冊を読み終わりました。
結構前に書かれた本ですが、今でも新規就農を目指す人におすすめされている高評価な本です。
著者は、元外資系企業の管理職を脱サラして農家になった方。
そんな経歴の持ち主の農業についての指摘や分析は、とても鋭くためになるし面白い。農業の魅力についてもたくさん書かれています。
中でも2作目は、重要に思うことがたくさんあったので購入しました。
数字を意識する
この本のシリーズを読んで一番衝撃を受けたことは、とにかくいろいろな数字をExcelに入力して記録し分析していること。Excelのタブ(シート)の数、多すぎです!
就農前にはあらゆる農産物のデータベースを作り、シミュレーションし、純資本回収率を計算。
就農後も、栽培時のさまざまなデータ、労働時間や自分の時給なども算出。それを参考にして改善し、「ムリ」「ムラ」「ムダ」を省きます。
「農業といえば自然が相手。長年の経験と勘が重要」というイメージが私の中にもありました。
農業はビジネスです。「こんな感じにやりたい!」というビジョンもありますが、続けていくことができなければ意味がありません。
そのためにデータ化して分析すること、既存の常識にとらわれず改善することが重要だと気づかされました。
今はテクノロジーも発達しているし、小規模農家も取り入れることを考えてもいいのかも。
データ化とか、分析とか、ちょっと苦手意識はありますが、やらなくては!
失敗してもいい
今の私は失敗しないために、研修を受けたり本やブログなどを読んで情報収集をしていました。
経営術を身につける唯一の方法……それは失敗すること
引用: 杉山経昌 (2006年)『農!黄金のスモールビジネス』 築地書館 74P
なのだそうです!
ちょっと気が楽になったというか。「気楽にいろいろなことに挑戦してみよう♪」と思えました。
本当の美味しさとは何か?
農業を志す私にとって、美味しい野菜を育てるということはとても重要です。
しかし、本当の美味しさとは何か?
甘いのが美味しいのか?
切ないエピソードも読みながら、実は奥が深い美味しさについて考えさせられました。
まとめ
他にも参考になったことはたくさんあるのですが、上記のことは私にとって特に重要に思えたので、忘れないように読み返したいと思います。
これからもいろいろな本を読んで、参考になった本はupしていこうと思います。