受講している農業研修で、市内の農産物直売所(以下、産直)へ視察に行って来ました。
将来は、育てた野菜を産直に出荷したいと思っている私。
今回は詳しく話を聞くことができ、とても参考になったのと、いろいろと考えるきっかけにもなったので、記録として残したいと思います。
産直へ
今回は、市内に約2ヶ月前にできたばかりの新しい産直へ視察に行きました。(JAの直営店舗です)
申請や販売方法について、詳しく説明していただきました。具体的にどういった野菜が売れているとか、お客さまの反応なども聞くことができました。
その後、実際に出荷されている商品を見たり、バックヤードも見学させていただきました。
終了後は、夕食用に野菜やお惣菜を購入して帰ってきました♪
安全性について
今回話を聞いて、印象に残ったものの一つは、安全面についてです。
出荷前には、農薬の使用状況について申請するようになります。農薬は、品目ごとに使えるものや使用回数も決まっていますが、きちんと守っているか随時チェックを行っているそう。
残留農薬検査も行っていて、問題があると出荷停止になるそうです。
この点は、農薬の販売も行っていて知識のあるJA直営の産直なので、しっかりしているんだなぁと思いました。
産直の個性
今回行った産直は、売り場面積も広いのですが、商品の幅広さもウリとのことでした。まだできたばかりの新しい産直なので、今後の伸びしろもありそうです。
一方、私が時々利用している家の近所の産直は、午前中だけ営業していて売り場面積も狭く、閉店間際はほぼ売り切れ状態になってしまうこともあります。
それはそれで、新鮮さと地元感が魅力なのですが、場所によっていろいろと個性があるなぁと思いました。
産直に買いに行く目的(メリット)とは?
普段から産直は利用していて、旅行先でも見つけたら寄ります。以前住んでいた場所は近くになく、わざわざ車で30分くらいかけて定期的に買い物に行っていたこともありました。
近くにスーパーがあるにも関わらず、「どういった目的で産直を利用しているんだろう?」産直のメリットとは何か、改めて考えてみました。
- 中間マージンが無いので、市場より安く買える。(JAS認定の有機野菜、農薬化学肥料不使用の野菜、平飼いたまごなど、普段は高価なものを安く買えることもある。園芸用資材も安く買えることも)
- 地元の新鮮な野菜を買いたい。
- 地元の旬な野菜を買いたい。
- 地元の農家さんを応援したい。
- スーパーでは売っていない、珍しい野菜に出会えることがある。
- 「○○づくりセット」など、あまり目にしないものと出会える(「味噌づくりセット」、沖縄旅行では「ジーマミー豆腐セット」を購入して作ったことがあります。材料がセットになってレシピ付き。作るのは面倒ですが、すごく美味しかったです!これがきっかけで、味噌は毎年仕込むように)
インターネットで検索すると、産直のお客さまに対するアンケート結果をいくつか見ることができます。
やはり同じような目的、『価格・鮮度・地元』で利用していることがわかりました。
最近は、スーパーでも産直コーナーが設けられることが多く、そういったニーズを反映しているからかもしれません。
まとめ
今回の視察は、自分は将来野菜を出荷する立場になれた時、「どうやったら喜ばれるかなぁ」と考えるきっかけにもなりました。
産直に出荷した商品には、生産者の名前も載るので、わざわざその人の商品を買いにくるファンができることもあると聞きます。今回行った産直でも、目的の商品が出荷されるのを待つお客さまもいらっしゃると聞きました。
それほど気に入ってもらえるものを、作って販売できるようになりたいものです。